高潮浸水想定区域図の作成について [30年確率/伊勢湾台風規模]
対象範囲・計算条件
高潮浸水想定区域図 [30年確率/伊勢湾台風規模]の対象範囲・計算条件を説明します。
対象範囲
広島県沿岸部の次の14市町が対象です。
広島市、呉市、竹原市、三原市、尾道市、福山市、大竹市、東広島市、廿日市市、江田島市、府中町、海田町、坂町、大崎上島町
想定外力
30年確率規模のケース
(広島港域では伊勢湾台風規模のケースの2ケースを想定しています。)
計算条件
現況の堤防・護岸が機能する場合(水門や防潮扉は正常に閉じられた状態)で計算しています。
現状の地形をメッシュモデル化(50mメッシュ。広島港域の一部は12.5mメッシュ)して計算しています。メッシュ間隔より小さい規模の地形的特長は反映されていません。
浸水深の見方
浸水深は、陸域で最も水位が上昇した時の水面を各メッシュに与えられた地盤高から測った高さです。
なお、10cm未満の浸水深は計算の精度上、反映されていません。
留意事項
・高潮浸水想定区域図[30年確率/伊勢湾台風規模]は、地面の高さを基準とした浸水深を示したものであり、地下街等の地下空間の浸水については反映していませんが、実際には高潮が地下空間に流入する場合もあります。
・道路のアンダーパスや造船所のドックなど、周辺の土地より極端に地盤が低い箇所では、局所的に浸水深が深くなります。
・高潮の遡上等により、河川から流入することを想定しています。
・台風が想定以上の規模・経路になると、浸水状況は変わることが考えられます。
・この図面で着色されていない場合でも、越波や排水管からの逆流、河川の氾濫、雨水・内水により浸水が発生する恐れがあります。